

ことの始まりは、家人のひとことでした。
「最近、出かける時にカメラ持っていかないね」
言われてみれば、その通りで。
EOS R6 Mark IIも、α7R IIIも、良いカメラです。
写りに不満があるわけではありません。
むしろ、どちらも自分には十分すぎるくらいよく写ります。
ただ、散歩やちょっとした外出に「なんとなく持っていく」には、少しハードルが高い。
今日は撮るぞ、と決めて持ち出すカメラ。
ちゃんと撮らなければ、という気持ちになるカメラ。
それはそれで必要なのだけれど、日常の中でふと持ち出すには、少し大げさになっていました。
小さくて、持ち出すハードルが低いカメラ。
でも、ちゃんと写真を撮る気になれるカメラ。
そう考えて、思い出したのがMFTでした。
そうだ、MFTだ。
E-M5 Mark IIか、E-M5 Mark IIIか。
それとも、再びOM-1か。
いろいろ考えました。
以前よく使っていた感覚に戻るならE-M5系。
しっかり撮るならOM-1。
けれど、今回はもう少し身軽にいきたい。
試行錯誤の末、やってきたのがGX7 Mark IIIです。
レンズはLEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7。
MFTらしい小ささと、ちゃんと撮る気にさる写りのバランスが良い組み合わせです。
今回は試し撮りなので、プログラムオート。
JPEG撮って出し。
何かを追い込むでもなく、細かく設定を詰めるでもなく、まずはカメラ任せで歩いてみました。
花の赤とオレンジに草の緑。
広く入る画角。
軽く構えて、軽く撮れる感じ。
フルサイズ機で撮れば、もっと余裕のある絵になるのかもしれません。
けれど、今日欲しかったのはその余裕ではなく、カメラを持って出かけることそのものでした。
大きなカメラには、大きなカメラの良さがあります。
でも、小さなカメラには、出かける理由を邪魔しない良さがあります。
さてさて、三度目のMFT。
どうなりますやら。
まずは、カメラを持って出かけるところから。




